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医学よもやま話

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手続き記憶と宣言的記憶

脳科学

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記憶力が悪いと思ってませんか?

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試験のために覚えたことはすぐ忘れますが、苦労して覚えたことはなかなか忘れません。体験したことは多くの神経系が関与しているから、生涯忘れないものあります。覚えたことを忘れないためには長期記憶にしまうことです。

長期記憶には手続き記憶と宣言的記憶の2種類があります。

 

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成体海馬新生ニューロン

イメージ出典: 東京大学ホームページ

 

手続き記憶は特別な種類の行動のための記憶です。手続き記憶は我々が行うプロセスをガイドし、多くの場合無意識に行われます。必要に応じて、手続き記憶は自動的に取り出され、認知及び運動の両方に関係する統合手順の実行に使用されます。無意識の行動として、例えば、靴紐を結ぶこと、運転することがあります。

 

手続き記憶は意識や注意すること無く呼び出し、使用することが出来ます。手続き記憶は長期記憶であり、より具体的には、暗黙の記憶です。手続き記憶は手順の学習または、関係するすべての神経系が連携して自動的に動作を行うように複雑の動作を繰り返して習得します。暗黙の手順の学習は運行機能や認知活動の発達に不可欠です。

 

宣言的記憶(明示記憶とも呼ばれます)も長期記憶の1つです。宣言的記憶は事実や言語知識のように意識して思い出す事ができる記憶です。

 

宣言的記憶は2つに分類されます。限定的な個人的な経験を保持するエピソード記憶と事実を情報として記憶する意味記憶です。宣言的記憶は顕在記憶に似ていますが、宣言的記憶は人が言葉で現す記憶であり、顕在記憶は人が記憶として認識している情報を故意に思い出す記憶です。

 

記憶力が悪いのは頭が悪いのではなく、頭の使い方が間違っているのです。

体験すれば、記憶力は向上します。

 

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