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医学よもやま話

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蜂に刺されたときの対応

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アナフィラキシー反応が起こると命にかかわる!

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野や山でなくとも、住宅の軒下にも蜂を見かけることがあります。蜂に刺されると、痛いだけでなく、命にかかわることもあります。山歩きする人は特に蜂に対する対応を考えておいたほうが良さそうです。

 

蜂に刺されると、痛み、赤熱、腫れ、および痒みが起こります。

重大なアレルギー反応が起こることがあります。

蜂の針は取り除き、症状を軽減するためには軟膏薬を患部に塗布します。

 

 

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イメージ出典: ファイザー製薬エピネフリン注射薬「エピペン」

 

疾病のない人は体重1キロにつき20箇所ハチに刺されても耐えられると言われています。

 

アナフィラキシー反応

 

蜂の毒にアレルギーが有る人は一箇所でも刺されるとアナフィラキシー反応

(血圧が急降下し気道が閉じる命に関わるアレルギー反応)が起こり、死に至る場合があります。

症状

 

蜂に刺されると患部が急に痛みだし、約1センチ位、赤く腫れます。人によっては2から3日間、患部が約5センチ位腫れることもあります。しかし、ミツバチに刺された場合は感染と間違われることもあり、注意が必要です。

 

アレルギー反応は発疹、全身にかゆみ、喘鳴、呼吸困難、及びショックを引き起こします。

 

治療方法

 

  • まず、蜂の針を抜きます。
  • 抗生剤、殺菌剤、およびコルチコイド入の軟膏を患部に塗布します。
  • アレルギー反応があった場合はエピネフリンの注射を受けます。
  • アレルギー反応を防止するために脱感作療法を受けます。

 

ミツバチに刺されると、針が皮膚に残ります。針は直ちに取り除かなければなりません。ポリ袋に氷を入れてタオルで包み患部を冷やすと痛みが軽減します。抗生剤、殺菌剤、およびコルチコイド入の軟膏を患部に塗布します。アレルギー反応が起こったときは病院で治療を受けます。エピネフリン注射、点滴、及びその他薬が処方されます。

 

蜂の毒に対してアレルギーがある人は医師よりエピネフリンを処方してもらい、この薬剤の入った簡易型注射器をいつも携行する必要があります。エピネフリン注射によりアナフィラキシー反応またはアレルギー反応を抑えることが出来ます。

 

携行用エピネフリン注射薬としてファイザー製薬より「エピペン」が発売されています。「エピペン」はアナフィラキシーが生じたときに使用し、医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤(アドレナリン自己注射薬)です。あくまでも補助治療剤なので、アナフィラキシーを根本的に治療するものではありません。エピペン注射後は直ちに医師による診療を受ける必要があります。

 

更に、アナフィラキシー反応の既往歴のある人は、緊急事態に備えて、医療用表示ブレスレットを手首につけておく必要があります。

蜂の毒に対して重いアレルギー反応の既往歴がある場合は脱感作療法(アレルゲン免疫療法)を受けると将来のアレルギー反応を防止することが出来ます。

 

ハチに刺されるのが怖くて山歩き出来ない人でもきちんと対応すれば、安全に山歩きが出来ます。

 

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