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組織プラスミノゲン活性化因子tPA

生活習慣病 血液

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心筋梗塞や脳梗塞を防ぐために必要なこと

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高カロリーの食事、運動不足で肥満になり、内臓脂肪が増えてしまいます。

内臓脂肪は血圧を上昇させるホルモンを分泌します。

喫煙はタバコに含まれているニコチンにより血管収縮を引き起こし、血圧上昇につながります。

高血圧になると、血管は圧力に耐えるために、血管壁が厚くなり、血管が狭くなります。

悪玉コレステロールは血管壁に付着して血管を狭くします。

糖尿病を患うと高血糖により活性酸素が血管壁を傷つけます。

 

 

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傷ついた血管壁は血液成分の血小板で塞がれ、その間に血管壁の細胞が増殖して血管壁の修復が完了します。その後、血管を塞いでいた血小板は血管内皮細胞から分泌されたプラスミノゲン活性化因子により除去され、血液は円滑に血管内を流れます。

 

しかし、血管壁が頻繁に傷つくと修復が間に合わず、血小板が血管壁に厚く付着することにより、血管が狭くなり血流が流れを妨げます。

 

血管壁に付着したコレステロールや血小板をプラークと呼びます。プラークにより血管が狭くなり血流を妨げた状態が動脈硬化です。

 

プラークは血管壁から剥がれやすく、血流に乗って様々な臓器に送られ、臓器の狭い血管を詰まらせてしまいます。心筋血管を詰まらせた状態を心筋梗塞と呼び、脳血管を詰まらせた状態を脳梗塞と呼びます。

 

動脈硬化を防止するには、禁煙、食事、運動、血圧値、コレステロール値、血糖値に注意必要があります。

 

動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞を引き起こした場合には血管を詰まらせているプラークを除去する必要があります。

 

心筋梗塞や脳梗塞の緊急治療に血栓溶解剤が使用されます。

これら疾病の原因は血管に出来た血栓でこれが心筋血管や脳血管に詰まり重篤な障害を患うか、死に至ります。

 

血栓溶解剤は心筋梗塞と脳梗塞の緊急治療用に認可されています。最も多く使われている薬剤が組織プラスミノゲン活性化因子(tissue plasminogen activator tPA)です。

 

心筋梗塞や脳梗塞発症からそれぞれ12時間及び3時間以内(薬剤により4.5時間)に血栓溶解剤の投与を受ければ一命をとりとめ回復する可能性が高くなります。

 

理想的には、病院到着後30分以内に血栓溶解剤の投与を受ける必要があります。

 

人間は健康であれば動脈硬化を遅らせることが出来、血管に付着したプラークによる心筋梗塞や脳梗塞を発症する危険性は低下します。

 

心筋梗塞や脳梗塞を防ぐために必要なことは血管自体がプラークを除去するようなライフスタイルを送ることです。

 

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