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五十肩と腱板裂傷

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五十肩だと思って放置していたら大変なことになるかも!!

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診断

 

右肩が痛くて、シートベルトをするとき苦労しませんか。

痛みが続くようなら、病院の整形外科で診察を受けることになリます。

医師は問診と触診により診断を行います。

患者に手を上げさせ肩の痛みの状態を調べます。

 

五十肩は腕を上げる途中では痛みはなく、最も高く腕を上げた時に痛みが出ます。

腱板裂傷は腕を上げる途中に痛みが出ます。

 

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五十肩

 

五十肩は、主として50歳代に肩関節周囲組織の変化により発症し、肩関節の痛みと運動障害が起こります。

 

五十肩が疑われる場合は、MRIやX線では診断が確定できません。

 

五十肩は運動時に痛みが出て、安静時には痛みが出ない場合が多く、約2週間の急性期、約6ヶ月の慢性期、約1年間の回復期と3つの段階を経て徐々に症状が消えてゆきます。

 

急性期には、肩に負担をかけないようにして、痛みが治まったら、肩を少しづつ動かすようにします。

痛みが強いときは、消炎鎮痛剤を処方してもらいます。

 

腱板裂傷

 

腱板断裂は腱板が肩峰と上腕骨頭に挟まれている解剖学的理由と、老化による腱板の劣化によります。

 

腱板裂傷が疑われる場合は、MRIやX線で診断が確定されます。

腱板裂傷と診断されたら、悪化しないように、保存療法が行われます。三角巾を使って1から2週間安静にし、夜間痛があれば副腎皮質ホルモンと局所麻酔剤を注射を受けます。

 

保存療法で痛みと運動障害が収まらないときは手術を受け、その後4週間の固定期間と2から3ヶ月の機能訓練を行います。

 

痛みの違いにより、放置しておいても問題のない疾病と、放置しておくと周辺組織が損傷し生活に重大な影響を及ぼす疾病があります。

 

肩の痛みを五十肩だと決めつけずに、信頼できる医師の診断を受ける必要があります。

 

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