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現代人の眼の悩み

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長時間、画面に向かって作業をする人の15%がかかる眼の病とは?

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パソコンやスマートフォンの画面を一日中見ていると、思いがけない眼の病にかかります。

 

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現代人にはパソコンやスマートフォンは必需品となっていますが、画面に向かって長時間作業をすると慢性的な眼の病気にかかります。

 

眼科クリニックには毎日、ドライアイ、眼球疲労、眼の腫れ、眼の異物感などの眼の異常を訴える患者であふれています。

 

パソコンやスマートフォンの画面を長時間見ていると、眼が疲れ、充血してきます。長時間、画面を見続けることにより、まばたきが減り、眼を潤し、抗菌作用のある涙が蒸発してしまいます。この結果、まぶたに炎症が起こります。まぶたの炎症を眼瞼炎と言います。パソコンやスマートフォンの画面を長時間見続けている人の15%は眼瞼炎を発症していると言われています。

 

 

眼瞼炎

 

眼瞼炎はまぶたの縁にできる炎症です。まぶたの縁が赤く腫れて、厚いかさぷた、硬皮、潰瘍が出来ます。

 

  • 長時間、パソコンやスマートフォンの画面を見続けていると、まばたきが少なくなり、眼球を潤し、抗菌作用のある涙が蒸発しやすくなります。
  • 炎症は感染、アレルギー、マイボーム腺の機能異常により発症します(マイボーム腺は脂分を分泌し、涙の蒸発を防ぎます。マイボーム腺の機能障害が起こるとドライアイとなり、眼瞼炎の原因となります)。
  • まぶたが炎症を起こし、赤くなり、腫れます。灼熱感や痒みも起こります。
  • 炎症の原因によりステロイド剤、抗生物質の投薬または、まぶたの洗浄が行われます。
  • 眼瞼炎の予防として、パソコンやスマートフォンの画面を長時間、見続けないようにします。手はいつも清潔にし、まぶたをこすらないようにします。画面に向かって長時間作業をするときは、一定の間隔で眼に人工涙液(例:参天製薬:ソフトサンティア)を点眼します。

 

眼瞼炎は再発性が高く、完全な治癒は困難だと考えられています。

 

長時間、画面に向かって作業をする人の15%が眼瞼炎にかかっています。

 

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