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科学的な減量方法

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無理なく、失敗のない減量

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ダイエットとはその目的にかかわらず人間が食べることを意味します。しかし多くの人にとってダイエットは減量を意味します。

 

健康な人にはダイエットは必要ありません。糖尿病、腎臓または肝臓疾患、高コレステロール、骨粗鬆症、憩室性疾患、慢性便秘症、それに食物感受性の疾患のある人にとってはダイエットは特別な食事をいみします。肥満気味で生活習慣病のある人には血圧値やコレステロール値を下げたり、糖尿病予防のために、ダイエットを行い減量する必要があります。

 

減量するためには消費カロリーよりも少ないカロリーしか摂取することができません。1週間に500から1キロの減量をするためには1日につき500から1,000カロリー少なく摂取する必要があります。体脂肪500グラムは約3,500カロリーの熱量があります。しかし、次の理由から3,500カロリーを消費しても500グラムの減量にはなりません。

 

減量が進むと、人体はエネルギーを有効に使うようになります。これは、飢えを防ぐために、人類の進化の過程で獲得した特質です。運動を行っても、エネルギーの消費量は少なくなり、脂肪の消費量も少なくなります。

 

人により、同じカロリーが消費されても脂肪や体重の減少は異なります。

 

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写真出典:61キロの減量に成功した女性の人生の変化

 

 

控えめなダイエットでは1日の摂取量を1,200から1,400カロリーに制限します。急激なダイエットを行うときは1日の摂取量を1,200カロリー以下に抑えます。急激なダイエットは医師の指導のもとで行う必要があります。食事にはタンパク質を始め基本栄養素が含まれていなければなりません。

 

健康的にダイエットするためには、食事の量はいつも同量にする必要があります。さらに、飽和脂肪酸や砂糖の摂取量を減らし、抗酸化食品や基本栄養素を摂取しなければなりません。

 

減量するためのヒント:

  • 食品ラベルをチエックして、栄養素やカロリーを知り、効果的にダイエットを行う。
  • 摂取したカロリーを記録する。
  • 栄養豊富で、低カロリーの食品を選択する。
  • 一日の活動時間に合わせて摂取する食品を考える。炭水化物のようにすぐにエネルギーに変わる食品は朝と最も活動する時間帯で摂取する。夜は炭水化物の摂取を控える。
  • 人工甘味料を摂取すると、カロリーの摂取が減らせる。
  • 運動を行う。ダイエットと運動を組み合わせる。早足でウォーキングをすると1分で約4カロリーのエネルギーが消費できる。1時間のウオーキングで240カロリーを消費できる。ランニングはよりエネルギーを消費する。1分で6から8カロリーのエネルギーが消費できる。

 

科学的にダイエットを行えば無理なく、失敗のない減量が確実に行なえます。

 

Keywords

肝臓疾患 liver disorder;冠動脈疾患 coronary artery disease;基本栄養素 essential nutrient;憩室性疾患 diverticular disease;抗酸化食品 antioxidant;骨粗鬆症 osteoporosis;食物感受性 food sensitivities;腎臓疾患 kidney disorder糖尿病 diabetes;飽和脂肪酸 saturated fat;慢性便秘症 chronic constipation