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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

血小板と凝固因子による止血

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血小板とは血液成分で結集し、血管の損傷を凝固により血管からの出血を止めます。

凝固因子は血小板と共に血液を凝固させるタンパク質です。

 

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出典:http://www.thetegmentum.com

 

止血は損傷した血管からの出血を止める体に備わった機能です。止血には血液の凝固を含みます。凝固が過剰に行われると出血してない血管の血流も止めてしまいます。このため、人体には凝固を制限するメカニズムと不要となった血栓を溶かすメカニズムが備わっています。出血をコントロールするシステムに異常があると異常出血や異常凝固となり危険な状態になります。

 

血液凝固が不十分なときは、血管の損傷が小さくとも、血液が大量に失われます。血液凝固が過剰なときは、損傷のある小さな血管の血流は血栓で止められてしまいます。脳の血管が詰まると梗塞を起こし、心臓につながっている血管が詰まると、心筋梗塞を起こします。

 

足、骨盤、または腹部の静脈中の血栓は血流に乗り肺の大動脈を詰まらせます(肺塞栓)と呼びます。

 

止血は次の3つのプロセスからなります。

  • 血管を狭くします。
  • 血液を凝固させる血小板が働きます。
  • 血小板と共に血液の凝固を助けるタンパク質(凝固因子)が働きます。

 

血流が緩やかになるように傷ついた血管が収縮し、凝固が始まります。

同時に、血管外に溜まった血液(血腫)は血管を押し付けることにより血管からの出血を防ぎます。血管壁が傷つくと、血小板が傷ついた箇所に付着します。タンパク質であるコラーゲンとトロンビンの働きにより血小板が血管の傷ついた箇所付着します。血小板が血管の傷ついた箇所に溜まると、血管の損傷を塞ぐメッシュとなります。血小板は円形から棘状に形を変えて他の多くの血小板や凝固タンパク質を、血栓となる栓子に閉じ込めるたんぱく質等を分泌します。

 

Keywords

凝固因子 clotting factor;血腫 hematoma;血小板 platelet;血栓 clot;骨盤 pelvis;止血 hemostasis;心筋梗塞 myocardial infarction;トロンビン thrombin;肺塞栓 pulmonary embolism;肺大動脈 pulmonary artery