読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

医学よもやま話

医学情報をご提供します。

埼玉朝霞誘拐事件

advertisement

加害者の千葉大生

なぜ将来を約束された千葉大学の学生が人生を棒に振るような犯罪を行ったのでしょうか。

報道によると、大学生は中学生の頃から誘拐願望が強く、準備周到に計画して誘拐を実行したとされています。

大学生は誘拐がどのくらい重い罪だとわかっていても、誘拐願望という誤った習慣から逃れることが出来なかったようです。

しかし、大学生は少女が脱出に成功したとのニュースを知ると、彼の頭は誘拐願望という誤った習慣から抜け出し、誘拐は重罪であり長期の刑が課せられるとする判断ができ、自殺を試みました。自殺に失敗し、血だらけで歩いているところを逮捕されました。彼の誤った習慣である誘拐願望は理性を狂わせ、その結果、長期の刑に服すことになりそうです。

 

被害者の少女

なぜ誘拐された少女は逃げる機会があったのに逃げなかったのでしょうか。

大学生は少女の名前をフルネームで呼び少女を信用させ、両親が離婚したという嘘の情報を与えて絶望に追い込み、頼れるのは大学生しかいないと思い込ませました。人間、一度、信じ込むと、合理的判断が出来なくなり、誤った習慣から抜け出すことができなくなります。途中から誘拐されたと気づいても、誤った習慣により、助けを求めるなどの合理的な行動が取れなかったようです。大学生の場合と同様に、一度、習慣になってしまうと、脳はそれが正しいことだと錯覚してしまいます。

少女はパソコンで両親が自分を探しているとのことを知り、この両親へ思いから、自分の誤った習慣を打破することがでました。脱出方法を考え、ついに脱出に成功しました。

 

このように、加害者である大学生と被害者である少女の取った不可思議な行動は人間の本能に基づいています。大学生はこのまま監禁していることは正しいことだと思い込み、少女は脱出方法を考えて、行動に移すより、このまま監禁されていたほうが危害を加えられることもないので正しいことだと考えたのでしょうか。

我々の脳は過去に得たことのある報酬により狂わされるそうです。たとえ、その報酬が現在は存在しなくても、その報酬は現在では無価値でも。

 

 

f:id:tpspi:20160402104131j:plain

 

f:id:tpspi:20160402104214j:plain

 

関連ページ 誘惑に負けない生き方