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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

ストレスホルモンと幸福ホルモン

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ストレスは万病の元

 

我々は毎日ストレスにさらされています。

日々ストレスにさらされ、ストレスホルモンのコルチゾールのレベルが高いと、心身に影響が出ます。

 

このストレスホルモンにさらされ続けると、精神的な疲労を感じたり、若くして老いることになります。

 

ストレスは体へ重大な影響を及ぼします。ストレスの原因が消えた後でもストレスホルモンは体に影響を及ぼし続けます。コルチゾールは体に炎症を起こします。炎症により体が老化します。これにより、血圧や血糖値が上昇し、心臓病を引き起こします。

 

炎症により関節痛が起こると、日々の活動に影響がでます。ストレス由来の炎症は老化を進めます。慢性的に強いストレスにさらされると、筋肉の減少、内臓の機能低下、眼と耳の衰えや、認知障害も現れてきます。ストレスにより炎症が進むだけでなく、寿命も短くなります。

 

若くして老けたり、病気になったり、寿命を縮めたくなければ、ストレスレベルを下げるために出来る限りのことをしなければなりません。

 

 

イギリスのMarilyn Glenville医師はストレスホルモンであるアドレナリンとコルチゾールのレベルを下げて、幸福ホルモンであるセロトニンとエンドルフィンのレべルを高める方法を紹介しています。

 

  • 食事は一度に多く食べずに、数回に分けて食べることが重要である。血糖値を均一にすることがストレス低下につながる。長時間食べなかったり、正しい物を食べないとストレスホルモンであるアドレナリンとコルチゾールが放出される。まとまった食事よりは蛋白質の豊富なスナックを食べることを勧めている。ストレスが高まるとグルコースが血流に放出され、血糖値が上がる。血糖値が下がると神経過敏になったり、いらいらする。こまめに軽食を取っていれば、血糖値の急落はないので、甘いモノを多く取らなくてすむ。血糖値が安定すれば、アドレナリンのレベルが低下し、幸福感を感じ、ストレスを無くすことができる。
  • 大声で笑う。笑うことにより、体にエネルギーがみなぎり、ストレスホルモンが低下し、免疫力が向上し、痛みも緩和する。笑うことにより、幸福ホルモンのエンドルフィンが放出され、幸福感を感じリラックスできる。笑いは最良の薬である。ストレスホルモンを低下させることによりナチュラルキラーであるT細胞が増え、活性化する。人を好きになったり、ペットを可愛がったり、楽しいことを絶えず見つけることによりストレスが無くなる。
  • タイミングが重要である。運動は夜より朝が良い。運動をするとアドレナリンが放出され、心臓と肺の機能が活発となり、睡眠が損なわれる。運動により疲労する。一日の最後に、散歩やヨガを行うと心が穏やかになり、筋肉をほぐすことができる。運動で激しい疲労を感じるなら、調整が必要である。運動の目的は体を消耗させることではなく、体を元気にさせることにある。運動を全く行わないと、疲労の悪循環に陥ってしまう。慢性的なストレスがある場合は運動は絶対必要である。運動は体をストレスから守ってくれる。
  • 幸福ホルモンのセロトニンのレベルを上げ、ストレスホルモンのレベルを下げる。セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンから作られる。トリプトファンは乳製品、魚、バナナ、豆類に多く含まれている。幸福ホルモンのセロトニンはストレスを防いでくれる。セロトニンの産生はアミノ酸のトリプトファンにより決まる。

 

ストレスホルモンのレベルを下げ、幸福ホルモンのレベルを上げて、万病の元であるストレスから身を守りましょう。

 

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コルチゾール    cortisol

アドレナリン    adrenaline

セロトニン        serotonin

幸福ホルモン    feel-good hormone

ストレスホルモン          stress hormone

関節炎                arthritis