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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

健康食品による健康被害

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体に脂肪がつきにくい油脂のエコナが発癌性分を高濃度に有していると指摘されメーカは特定保健用食品認定を返上しました。それ以降、国による健康食品の制度は廃止すべきだとする意見が出ています。

 

毒性のある健康食品で、まだ見つかっていないものも多数あるものと推定されます。

 

健康に良いと誤解させる広告や、不都合な情報を隠し都合の良い情報のみを公表する企業体質も問題です。

 

健康食品は法律上の定義は無く、「健康の保持増進に資する食品全般」として、サプリメントは「特定成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品」とされています。

 

健康食品のうち国が定めた安全性や有効性に関する基準を満たしたものを3種類に分類しています。

  • 「特定保健用食品」は健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められ、「血圧が高めの方に適している」などの表示が許可されている食品で、表示の効果や安全性は国が審査し、消費者庁が許可する。
  • 「機能性表示食品」は販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などを消費者庁に届けるが、消費者庁の許可を必要としない。
  • 「栄養機能食品」は科学的根拠が確認された栄養成分を一定の基準量含む食品で、消費者庁への届け出は必要なく、国が定めた表現に従って機能性を表示する。

 

 

このように、国が認めた健康食品は国が製品にお墨付きを与えたような誤解を国民に与えています。

「機能性食品」は国の基準に適合している製品であると届けるだけで、この名称が使用でき、「栄養機能食品]は国の基準に適合していると製造販売業者が主張すれば、届け出する必要なく、この名称を使用できます。従って、「機能性表示食品」や「栄養機能食品」については、製造販売業者は非常に容易に製品の効果を表示して販売できます。

 

国が認めた健康食品については、誇大表示を行った場合で、命令に従わなかった場合は「6月以下の懲役又は100万円以下の罰金(健康増進法第36条の2)」の罰則規定がありますが。罰則が適用されるまでに長い年月がかかる場合があり、その間に国民の健康を損なわれるかもしれません。

 

健康食品に医薬品に該当する成分が含まれていたり、医薬品と紛らわしい効能が表示、広告が行われているケースが多々有り。実際に健康被害が出ているものがあります。問題となった健康食品はインターネットを介して購入されたものや、渡航先で購入したものに多く見られます。

 

最近の健康被害としてタピオカ入りダイエット・ココナッツミルクによる下痢、中国製ダイエット茶による肝障害、スギ花粉含有製品によるアナフィラキシーが報告されています。

 

「特定保健用食品」は莫大な費用と使って毎日のように宣伝が行わています。メタボリック症候群は薬を飲まなくとも、免疫力が高まる、高血糖が抑制できる、高血圧が抑えられると誇大広告が行われています。「特定保健用食品」だけで年間の販売金額は6000億円を超えています。

 

 

また、健康食品は成分により処方薬に影響をおよぼすものも多数あります。

サプリメントといえばビタミン、カルシウム、鉄などを容易に推定できますが、健康食品の場合は、健康のための食品で、材料はは天然のものだから安全だと思いがちですが、アレルギー、肝障害、など様々な障害を起こす材料としてプロポリス、ローヤルゼリー、サフランなど多数あります。害が出る成分として、ウコンは胆石が悪化、鉄はC型肝炎が悪化、アロエは腸の疾病が悪化、朝鮮人参は血栓症患者や高血圧症が悪化します。

 

最近の健康食品やサプリメントが高齢者を対象に販売されていますが。大方の年配者は血圧薬、コレステロール薬、糖尿病薬のいずれかを服用していると思われます。健康食品を摂取する場合は、処方薬に影響を及ばさないことを医師、薬剤師に相談されることをお勧めします。

 

健康食品の効果は一般論であり、あなたには毒かもしれません。

 

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