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流行に踊らされない!

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立ち机は本当に健康に良いか、単なる流行か

 

最近マスコミで立ち机が健康の観点から多く取り上げられています。

とりわけ、長時間椅子に座っていると心臓病や糖尿病のリスクが高まるので立ち机に入れ替えた企業の話がTV等で紹介されています。

 

長時間、椅子に座っていると心臓病や糖尿病の慢性疾患になりやすいる事がわかっています。オフィスワークはパソコンの長時間向かい合うことが多く、長時間椅子に座りがちです。

 

そこで企業は従業員の健康のため、立ち机または座り机が選択できるようにした所も出てきています。

 

長時間立っていると腰や膝が疲れ、新たな疾病となる可能性もあります。

腰痛のある人にとっては立ち机の選択ありません。

 

立ち机に変えても歩く距離が少なければ慢性疾患対策としては不十分です。

 

 

企業は最新のトレンドに敏感であり、机だけは入れ替えますが、健康指導は不十分なようです。どのように立ち机を使うかは教えても、なぜ使うかう必要があるかは教育していないようです。

 

問題は、従業員が椅子に座り続けて動かないことです。立ち机に変えても、そこから動かなければ立ち机に変えた意味がありません。

 

従業員を歩かせるには、エレベータは使わせずに、階段を使わせるとか、ゴミ箱は机の近くに置かないとか、机で飲み物を飲ませないとか。たえず、歩かなければならないようにすることです。さらに、机を専用にさせず、共用にするとか。トイレは階段を使わないと行けないとか。動かなければ仕事ができない環境にすることです。

 

アメリカでは30分毎に20分椅子に座り、8分立って、2分歩くことが推奨されています。

 

オフィスビルの構造も関係してきます。エレベータを使うより、階段を使ったほうが気分が良くなる構造にします。階段では気持ちの良い音楽が聞こえるようしたり、掲示板や自動販売機を階段の踊場に設置したり、会議室、喫煙室、トイレも別の階に設置することも出来ます。

 

 

脳科学の研究から歩くことにより酸素が脳に送られ、注意力が高まり、頭の疲れが取れる事がわかっています。

 

どのようなハイテクの机を使うより歩くのが一番のようです。

 

 

参考文献

Workplace interventions for reducing sitting at work

 

 

心臓病                heart disease

糖尿病                diabetes

腰痛                    back pain

慢性疾患            chronic disease

健康指導            health education