医学よもやま話

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病気になったら

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体に異常を感じたら、様子を見ますか。それともすぐにかかりつけのクリニックで診てもらいますか。

 

最近クリニックは年中無休のところが増えています。夜も8時位までやっているところもあります。医師を指定しなければ待ち時間なく診てもらえることもあります。

 

インフルエンザのような場合は年中無休のクリニックはありがたい存在です。しかし、それより重い症状の場合は総合病院で診てもらうことになります。

 

総合病院では紹介状がないと別途料金を徴収されますが、その金額はクリニックで紹介状を書いてもらう料金とほぼ同じで、病状が重い場合は徴収されないようです。

 

総合病院は初診の場合予約が取れないため、長時間待たされる恐れがあります。

非常に容体が悪い場合は、優先して診てもらえる場合もあります。総合病院では、問診票に詳しい質問項目があり、医師は問診票の内容に応じて診察の前にX線、採血、採尿等を行って患者の待ち時間を減らすところもあります。

自分の病状がいつもと違うと感じたら、直ちに専門の病院または総合病院で診てもらうことです。

 

 

夜間に体の異常を感じたら、かかりつけの総合病院がある場合は受け入れてくれることを確認してからタクシーで行ったら良いと思います。救急車はもっと重篤の人のためにあるものですから使わないようにしましょう。さらに、救急病院は必ずしも急患を受け入れてはくれません。病院スタッフに余裕が無ければ受け入れてもらえません。

 

前にあった話として、夕方、急病人がでました。かかりつけの大学病院は時間外で診れないと断られ、かかったことのない大学病院では診察は可能だが、ベッドに空きがないので入院はできないと断られ、地域の公立病院は専門医がいないと断られました。いずれも救急病院した。このときは幸い、隣の市の総合病院が受け入れてくれました。

 

このとき、病人は腹痛を訴えていましたが、病院はCTをはじめ様々な検査を行いましたが、原因がわかりませんでした。病院の責任者の判断で、開腹手術をすることになりました。深夜にもかかわらず外科医を集めて、手術をしてくれました。患者は一命をとりとめることができました。

 

日本には信頼の置けない救急病院もありますが、完璧に対応してくれる病院もありことがわかりました。

 

人間はいつ病気になるかわかりません。そのとき慌てないように、日頃からきちんと対応してくれる病院を複数見つけておきましょう。かかりつけの病院でないと緊急時に対応してもらえないことがあるからです。

 

夜間に急病になった場合、症状が深刻でなければ翌朝、専門医のいる病院に電話をかけて、受け入れてくれるか尋ねてみることです。症状によっては優先的に診てもらえる場合があります。夜間に知らない救急病院で受け入れてもらっても、専門医いなかったりして、治療をしてもらえない場合があります。

 

 

医師から病名が告げられたら、その病気について調べて見ましょう。

 

高価な物、例えば、車を買うときはカタログを取り寄せたり、現物を見に行ったり、試乗させてもらったりします。また販売員に不明な点を質問して、納得するまで購入しないと思います。買った物が約束の物と違ったり、故障した場合は、交換や修理をしてもらうはずです。家を買うときはどの業者が信用できるか、値段は適当か、工事に手抜きがないか等、多くのことを調べてから購入するはずです。

 

手術をうける場合はどうでしょうか?簡単な手術である虫垂炎などの場合はそれほど問題が起きませんが。心臓手術や癌の手術の場合はどうでしょうか。

心筋梗塞と診断された場合は、薬を服用して、しばらく様子を見るのか、ステントを使ったカテーテル手術を行うのか、それとも自分の静脈を使ったバイパス手術を行うのでしょうか。大腸癌と診断された場合はどうでしょうか。まず手術が必要だと診断され、その後、化学療法が必要だと告げられるでしょう。開腹手術を行うのか、腹腔鏡手術か、それとも最新のダビンチを使ったロボット手術でしょうか。車の購入の場合は車種、エンジン排気量、色、オプションいろいろ購入者は選択の余地があります。購入者はイメージできるからです。

医師も最適な方法で治療や手術をするはずです。術式、予後等はインフォームドコンセントとして教えてくれるはずですが、患者が知識に乏しい場合は「よろしくお願いいたします」としか言えないと思います。

手術は完治することもあれば、後遺症で苦しむ場合もあります。手術の危険性を医師に確認しておく必要があります。さらに、病院の手術実績なども調べておきましょう。現在の主流の術式や、その長所と短所等も医師に確認しておきましょう。

 

正常なのに異常だと判定されることを擬陽性といい、異常なのに正常と判定されることを擬陰性といいます。

 

擬陽性の場合は有害な投薬、手術が行われ健康を害します。擬陰性の場合は病気が進行し症状の悪化により死に至る場合もあります。これを医原性疾病と呼びます。医師により引き起こされた病気です。

 

そのよう事態を防ぐためにも、自分が罹っている病気と現在受けている治療について関心を持ち学習しましょう。

 

 

心臓手術            cardiac surgery

心筋梗塞            myocardial infarction

カテーテル手術              catheter surgery

バイパス手術    bypass surgery

化学療法            chemotherapy

開腹手術            open surgery

腹腔鏡手術        laparoscopic surgery

ロボット手術    robot surgery

予後                    prognosis

擬陽性                pseudopositive

擬陰性                pseudonegative

医原性疾病        iatrogenic disease