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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

虫垂の役割 ― アメリカジューク大学の研究

虫垂は善玉菌を保護する **** Credit: Duke University Medical Center 一般人にとって、虫垂と言えば、炎症を起こし切除した経験しかないはずである。手術により、手術痕が残る。しかし、虫垂とは何かについては、話題に上ることは少ない。 虫垂とは 虫…

虫垂炎 ― 盲腸の炎症

高齢患者が虫垂炎にかかると穿孔のリスクが高くなり、死に至る場合がある **** credit: Appendix, Unita General Surgery 急性虫垂炎は虫垂の炎症である。虫垂炎を発症すると、腹部の緊急手術が行われる。人間が一生で虫垂炎にかかる割合は約7%である。…

憩室症と憩室炎

憩室炎から腹膜炎を併発することがある **** credit: 憩室、WebMD **** 消化器官に微小で膨らんだ嚢が出来る疾患(憩室)を憩室症と呼ぶ。これらの嚢が炎症を起こしたり、感染すると、この病態を憩室炎と呼ぶ。 憩室症 嚢状のヘルニアが結腸、特にS状結…

吐血と喀血の違い

吐血は胃からの血液でどす黒く、喀血は肺からの血液で鮮やかな赤色である。 **** credit: 体の教科書 吐血 吐血は血液を胃から吐くことである。嘔吐物の色は吐血時の胃の内容物の量と性質及び血液が胃に存在する時間により異なる。胃酸は血液の色を鮮や…

大腸癌の予防

大腸癌はライフスタイルを改善することにより防止可能である。 **** 薬剤による予防 アスピリンなどの非ステロイド抗炎症薬はシクロオキシゲナーゼやその後のプロスタグランジンの産生を抑制することにより、腺腫の成長の抑制と癌化の防止が期待されてい…

大腸癌の病期分類と予後

結腸癌が転移すると5年生存率は6から8%と非常に低くなる。 **** 大腸癌の病期分類(ステージ決定) 大腸癌のの予後と効果がある治療法を決定するために正確に病期分類(ステージ決定)する必要があります。他の癌と異なり、大腸癌のステージは大きさで…

大腸癌検診

大腸癌は早期に高精度に検出できれば、治癒可能である。 **** 大腸癌検診の目的は早期な治療可能な段階で大腸癌を検出して、患者が疾病から回復できるようにすることです。 credit: colonic polyp WEO 腺腫が癌に成長するまでには10から20年の長い潜伏期…

大腸癌の診断

潜血検査法はガンの発症を検査し、内視鏡検査法は腺腫性ポリープの検査と切除を行う。 **** 大腸癌の診断には病歴、理学検査、及び臨床検査と放射線検査結果の適切な判断が基本です。病歴には以前の大腸癌、腺腫性ポリープ、及びこれらの疾病の家族の病…

結腸直腸癌 ― 結腸直腸の腺癌

大腸癌が進行すると、腸閉塞や穿孔が起こる。 **** 腺癌とは結腸、直腸、乳房、食道、肺、膵臓、及び睾丸などの体の各部の腺上皮細胞の癌です。結腸直腸癌は長い年月における複数の遺伝子の疾患の蓄積により起こります。疾患が進行すると、組織の構造の…

腺腫性ポリープの切除と予後

内視鏡によるポリープ切除術で直腸結腸癌の発症や死亡が低減する。 **** 腺腫性ポリープは一般的に症状は現れませんが、無症候性の便潜血又は血便が見つかることがあります。腺腫を切除した患者が生涯で再発する可能性は30から50%です。腺腫が癌化する…

腺腫性ポリープの疫学と病理学

ポリープが進行したり、多くあると癌化するリスクが非常に高くなる。 **** 腺腫性ポリープは悪性化するリスクのある腫瘍性ポリープで、緩やか又は急激に成長します。腺腫性ポリープにはいろいろな大きさがあり、更に無柄、平坦、又は有柄のものもありま…

大腸憩室炎

憩室炎で大腸穿孔が起こると致死率が高くなる。 **** 大腸の内層に憩室と呼ばれる小さな膨らみが出来る場合があります。40歳を過ぎるとよく出来、まれに障害が起こります。大腸憩室は大腸の筋肉層を介した粘膜下組織に出来るヘルニアです。憩室症の疾…

内視鏡検査における合併症

検査を受ける前に合併症リスクを知る必要がある。 **** 内視鏡検査は非常に安全な検査法ですが、後遺症が出る場合もあります。 Credit: Gatoru stand トヨダプロダクツ

内視鏡検査

内視鏡の進歩により胃腸管が最もアクセスしやすい臓器になった。 **** 内視鏡の重要性 内視鏡は胃腸管に容易に挿入できるため、胃腸管は他の臓器より検査や施術が容易になっています。 造影撮影と比較して、内視鏡検査の主要な利点は消化管の患部を直接…

機能性ディスペプシア

原因不明の胃の痛み **** 機能性ディスペプシアとは非潰瘍性胃痛です。以前は慢性胃炎、神経性胃炎と呼ばれていました。機能性ディスペプシアでは胃の上部に痛み、不快感等の潰瘍に似た症状がでます。膨満感、ゲップ、及び吐き気を伴うこともあります。…

ピロリ菌検査方法

ピロリ菌は胃潰瘍、十二指腸潰瘍、及び胃癌の原因菌である **** ピロリ菌検出の意味 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、及び胃癌の多くはピロリ菌により引き起こされます。 ピロリ菌を除菌することにより胃潰瘍、十二指腸潰瘍、及び胃癌の発症を防ぐことができます…

下痢のメカニズム

下痢に重大な疾病が隠れている **** 下痢には多くの原因があります。下痢の主たるメカニズムとして浸透圧負荷の増大、分泌物の増大、及び接触時間/表面積の減少があります。炎症性腸疾患による下痢は粘膜の炎症、腸管への滲出、複数の分泌促進物質及び…

胆嚢癌が起こるわけ

胆嚢癌の主たる原因は胆石 **** 胆嚢癌は胆嚢の慢性的な炎症により発症します。慢性的な炎症の原因の大半(75%以上)はコレステロールからできた胆石です。胆嚢内に胆石が増えると胆嚢癌発症リスクが4から5倍増加します。胆嚢が慢性的な炎症を起こ…

胆嚢と胆管

胆嚢は胆汁を貯めておく臓器 **** 胆嚢 胆嚢は胆汁を貯めておく小さな臓器です。胆汁には消化を助け、老廃物(主としてヘモグロビンと余分なコレステロール)を体外に排出する機能があります。胆汁に含まれる胆汁酸塩はコレステロール、脂肪、油溶性ビタ…

喀血と吐血

喀血や吐血は死の入り口ではない 寝たきりの老人が咳き込んで、血が混じった痰を吐くと、胸の病は重く死期が近づいているように思ってしまいます。現代の医療ではこの疾病をどのように捉えているのでしょうか。 呼吸器官からの出血で通常咳を伴うものを喀血…

死の足音を遠ざける

大腸癌の可能性と大腸内視鏡検査の危険性 日本人の癌による死亡原因の第3位が大腸癌だと言われています。 大腸癌の検査方法として、主に次の3種類があります。 便潜血検査 … この検査は大腸内の腫瘍からの出血を調べるもので、腫瘍から出血がない場合は癌を…

足の付根が飛び出し、違和感を感じるとき

足の付根(鼠径部)が飛び出し違和感を感じるときは、鼠径ヘルニアが疑われます。痛みの程度により直ちに外科医の診察を受ける必要があります。 鼠径ヘルニアは鼠径部へ広がり陰嚢に達することもあります。 鼠径ヘルニアを発症すると、腹膜や腸の一部が腹壁…