医学よもやま話

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神経学

睡眠相後退症候群と睡眠相前進症候群 ― 病的な夜型と朝型

狂った体内時計を元に戻す必要がある。 **** photo: 光線療法用メガネ 睡眠相後退症候群 睡眠相後退症候群は夜遅くまで眠れず、朝は起きれない病態で、概日リズム睡眠障害の一種。患者は夜の希望する時刻に眠りにつくことができない。この病態は入眠障害…

持続性概日リズム障害 ― 時差ボケと夜勤の対処

時差ボケは、時差1時間は1日で自然解消する。 **** 時差ボケ 時差ボケを解消するのに一番良い方法は、直ちに生活を現地の起床就寝時間に合わせることである。時差ボケで生活に支障が出る場合は、睡眠薬で睡眠開始による不眠症が解消可能。時差ボケは、時…

三叉神経痛

顔に風が当たっただけで死にたくなるほどの痛みがでる **** 疫学 三叉神経痛は三叉神経が刺激を受けると、激痛が生じる疾患。三叉神経痛の有病率は10万人に4人。年齢層は50から60代が多く、女性患者と男性患者の比率は1.5対1の割合である。 病理学 若年…

アロデニア - 中枢性感作による過敏反応

痛みの原因がなくても痛みを感じる **** アロデニアは皮膚に痛みがでる疾患であり、通常痛みの原因にならない物で痛みが現れる。 この痛みは線維筋痛症が関係し、患者によっては慢性疲労が現れる。このほか神経症状、帯状疱疹後神経痛、及び偏頭痛が生じ…

反射運動 - 膝蓋反射から高度な体操競技まで

反復練習すれば意識せずに体が動くようになる **** image: 体操平行棒 反射運動は体に対する刺激に対して、神経系が行う自動的な運動であり、無意識に行われる。 膝蓋反射 膝蓋反射は最も単純な反射運動である。膝頭の真下をたたくと、神経がこの刺激を…

求心性神経と遠心性神経

脊髄損傷後、患者が体を動かせるかどうかは求心性神経と遠心性神経の損傷の程度による **** image: 打診器/ティラーハンマー(かっけ診断用) 脊髄損傷は運動と感覚システムに異常をきたす。 神経系の複雑な構成 神経系は中枢神経系と末梢神経系の2つに…