医学よもやま話

医学情報をご提供します。

健康

運動の健康へのメリットとデメリット

運動による健康のメリットはデメリットより遥かに大きい。 **** Photo: 中度の運動としての水中エアロビクス Credit: “Water Aerobics Total Body Strengthening & Cardio AQUA WORKOUT#1 - WECOACH”, Water Exercise Coach 運動のメリット 多くの研究か…

骨のリモデリング ー 骨の吸収と形成

骨量が最大の時に運動、栄養摂取、睡眠が適切であれば、身長が伸び、将来の骨粗鬆症が予防できる。 **** Photo: カイザー バスケット ・ゴール セット 遺伝及び環境により骨が変化する。これを骨のリモデリングとよぶ。骨のリモデリングにより血液中にカ…

薬としてのコーヒー

適量なら薬、過剰摂取なら毒になる飲み物 **** Photo: コーヒーの実 コーヒーの歴史 コーヒーがいつ頃から飲まれるようなったかは不明であるが、伝説は数世紀前エチオピアの高原から始まる。ヤギ飼いのカルディーがコーヒー豆の可能性を最初に発見したと…

コーヒーをがぶ飲みしではいけない理由

カフェインは薬剤であり、過剰摂取は健康を害する。 **** 多くの研究からコーヒーは健康に有益であることが明らかになっている。この反面、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼしていることも判明している。 業界は不利な情報は公表しないため、あまり知られて…

コーヒーは健康飲料か?

適量摂取は健康をもたらすが、過剰摂取は死につながる。 **** Credit: Coffee beans, Marketwatch コーヒーは国民的飲料で若者から老人まで幅広く飲まれている。コーヒー100mlには約60mgのカフェインが含まれている。 数多くの研究から、コーヒーには脳…

睡眠相後退症候群と睡眠相前進症候群 ― 病的な夜型と朝型

狂った体内時計を元に戻す必要がある。 **** photo: 光線療法用メガネ 睡眠相後退症候群 睡眠相後退症候群は夜遅くまで眠れず、朝は起きれない病態で、概日リズム睡眠障害の一種。患者は夜の希望する時刻に眠りにつくことができない。この病態は入眠障害…

持続性概日リズム障害 ― 時差ボケと夜勤の対処

時差ボケは、時差1時間は1日で自然解消する。 **** 時差ボケ 時差ボケを解消するのに一番良い方法は、直ちに生活を現地の起床就寝時間に合わせることである。時差ボケで生活に支障が出る場合は、睡眠薬で睡眠開始による不眠症が解消可能。時差ボケは、時…

概日リズム障害にかかったら

時間療法、光線療法、及び薬剤療法で治療が行われる。 **** 症状と診断 概日リズム障害の症状は眠るべき時に眠れないことである。しかし、一度眠りに付けば、普通に眠れる。問題は睡眠のタイミングだけである。 すなわち、起きているべき時間に眠くなり…

概日リズム障害とは ― 体内時計の狂い

患者は、体内時計が昼夜と同期していないため、夜眠ることが出来ない。 **** ほとんどの生物は昼夜サイクルの体内時計に従って活動し睡眠する。代謝、移動、食事、及び多くの機能が体内時計に従って変化する。 全盲の人の3分の1だけが昼夜にあった24時間…

血圧測定 ― 血圧の正しい測り方と白衣性高血圧及び仮面性高血圧

家庭での血圧測定は治療の一部である。 **** photo: 24時間血圧計, エー・アンド・デイ 血圧測定 血圧は2回以上測定した平均に基づいて正常、正常高値血圧、高血圧に分類される。 血圧を測定するときは、5分間安静の後、患者は椅子に腰掛け、背中を椅子…

不眠症とは

不眠症と鬱病は相互関係がある。 **** 不眠症は睡眠時間が短いことが問題ではなく、覚醒時の活動に障害が起こるような入眠と睡眠持続の障害、睡眠の質、及び睡眠時間不足が問題である。 不眠症の分類 一次性不眠症 突発性不眠症 ― 幼少期に発症し、患者…

乳癌予防 ― 手術、薬剤、生活習慣改善

乳房摘出しても乳癌リスクはなくならない **** 乳癌は死亡リスクが高いため、予防の関心が高まっている。現在行われている方法は手術、薬剤、及び生活習慣の改善である。 予防的乳房摘出と卵巣摘出 癌抑制遺伝子BRCA1又はBRCA2に変異がある場合、乳癌発…

老人のための不眠症対策

老人は睡眠時間が短い **** 不眠症の原因は様々である。人は歳をとると不眠症の症状が深刻になり、生活の質を低下させ、身体疾患や認知障害を含む精神疾患を引き起こす。 ほとんどの人は一時的な不眠症を経験している。しかし、不眠症では眠りにつきにく…

睡眠不足は空腹につながる

睡眠不足は万病の元 **** credit: 枕、ichida-kyoto.com 疲労が溜まっていたり、睡眠不足だと、次の日、より多くのカロリーを摂取することになる。多くの研究結果から、想定外に多くのカロリーが余分に摂取されることが分かってきた。 睡眠時間の減少と…

孤独は老人を死に至らせ、友人は人生を楽しくさせてくれる。

老人には友人が不可欠である **** 介護施設や老人ホームに入所することを老人は嫌うが、孤独でいるとうつ病にかかったり、認知症になり、早く死ぬことになる。施設に入所することにより友人ができ安心して余生を送ることが出来る。 引退や配偶者の死別に…

血糖値スパイクの原因と対策

血圧と同様に血糖値も毎日自分で測定する必要がある。 **** 血糖値は正常でも、血管が傷つき、突然死や癌、認知症まで発症してしまう「血糖値の異常」が日本人に蔓延しているとの番組がNHKで放送されました(2016年10月8日「“血糖値スパイク”が危ない…

人体におけるアルコールの代謝

慢性的なアルコール摂取は耐性を強め、禁断症状を引き起こす。 **** アルコールの代謝 酒に含まれているアルコールは体内で鎮痛睡眠薬として作用します。女性は男性と比較してアルコールを代謝する酵素(胃アルコール脱水素酵)のレベルが低く、アルコー…

アルコール摂取量と心臓冠動脈疾患の関係

健康に良いアルコール摂取量は非常に少量である。 **** 適度な飲酒は心臓冠動脈疾患を減らすので健康に良いとの疫学的研究もなされていますが、この恩恵を受けれるアルコール摂取量は非常に少量です(一日1杯未満)。 credit: draft beer MAGNET Magazi…

二日酔い ― 合併症、予防、治療

二日酔いは仕事に重大な影響を与える。 **** 二日酔いになると、頭痛がしたり、気力が出なかったりして、一日が無駄になってしまいます。二日酔いの状態で仕事をすると、ミスが多くなったり、怪我をしやすくなります。翌日仕事がある場合は、飲酒をしな…

二日酔い ― 症状、原因、発症・悪化要因

酒は人を幸せにも、不幸にもする。 **** 酒を飲むと気分が良くなり、つい飲み過ぎてしまいます。次の日は二日酔いで、気分が悪く何もする気になれません。一日を無駄に過ごしてしまいます。そのため、愛飲家の人々は、二日酔いで仕事に支障が出ないよう…

東洋医学、現代医学、統合医学

科学的根拠がなければ現代医学ではない! **** 現代の医学には現在主流の西洋医学、西洋医学以外の相補的医療、それにそれらを組み合わせた統合医学があります。 東洋医学である漢方薬や鍼灸指圧などの手技はヨガなど共に相補的医療に含まれます。 日本…

メタボと痛風との関係

正しいライフスタイルを実践しないと、死ぬほどの激痛に襲われるかもしれない! **** 知り合いの家族に3人の兄弟がいます。3人とも親譲りで酒がめっぽう強く、いくら飲んでは顔色は変わりません。その内2人は40代になると痛風に苦しむようになりました。…

お薬手帳

お薬手帳は被災民も国の財政も救う **** クリニックで診察を受け、薬を処方されると、患者は調剤薬局で薬を受け取ります。薬局で健康保険証の提示とお薬手帳を求められます。 調剤薬局ではお薬手帳に処方医、処方薬、調剤薬局のデータを記したシールを貼…

筋膜リリース

体の痛みからの解放 **** 筋膜リリースは柔組織と筋膜の緊張や硬化を解き放すための身体及び手による効果的な治療法です。 イメージ出典:Massage Center 筋膜は胎生結合組織であり、基質と呼ばれる粘性液体で覆われているエラスチンとコラーゲンで出来…

プリンスの死とオピオイド

鎮痛剤の安易な使用は死に至る **** アメリカの歌手プリンス・ロジャース・ネルソンが5月4日亡くなりました。 ニューヨーク・タイムズにプリンスの死亡記事が出ていました。 プリンスの清潔なライフスタイルは広く知られていました。 彼は完全菜食主義…

電子タバコの功罪

本物はもちろん、代用品も害がありそうだ *** JR東海の20代の男性車掌が今月2日、走行中の東海道新幹線の運転室内で電子たばこを吸っていたことが同社への取材でわかった。同社は乗務中の喫煙を禁止しており、「処分も含めて厳正に対処する」として…

肥満と癌の関係

減量しただけでは肥満の悪影響から逃れられないかも知れない **** 「Journal of the Nation Cancer Institute」に肥満と癌の関連についての記事が出ていました。概要を紹介します。 ノースカロライナ大学チャペルヒル校の研究チームは肥満と癌の関係を研…

極端な減量は代謝を低下させる -- 減量はなぜ難しいか 

減量を妨げているのは誰か? **** 生活習慣病の主たる原因は肥満から来ています。 肥満の原因として様々な要因がありますが特に運動不足、食事、ライフスタイルが大きく関係しています。 肥満であると糖尿病、高血圧、心臓病、癌の疾病罹患リスクが高く…

メラトニン

どうしても眠れないときは? **** 睡眠をコントロールするホルモンがメラトニンです。 メラトニンは体内でどのように機能するか 睡眠のメカニズムは複雑です。メラトニンは体に睡眠を命じるものではなく、体に夜になったと伝えるものです。 メラトニンは…

ビスフェノールA

危険な物は食品添加物だけではなかった **** 日頃使っている物が健康被害をもたらしています。 安くて便利な物には、危険がひそんでいます。 コンビニ弁当の容器、カップ麺の容器、電子レンジ用ラップ、缶詰内側の樹脂は熱で溶け出し、危険な内分泌かく…